魅力たっぷりの果物・野菜を,日々の糧として,あるいは知的好奇心を満たす材料としていじくり回し,日々奮闘する中で発見したり思ったりすることあれこれ。

2014年

8月

24日

本場のピンクレディー

近年人気が高まりつつある (?)「ピンクレディー」リンゴ。

ブリスベンの Jan Power's ファーマーズマーケットで売られていた。

 

このリンゴ,本名(品種名)は,「Cripps Pink」という。

西オーストラリア州農業省で John Cripps氏が育種したことからこの品種名がつけられているが,オーストラリアでは当初から「ピンクレディー」として販売されていたらしい。

ただし,オーストラリア以外の国では,「Pink Lady」の商標で販売するためには,果皮色と糖/酸含量が一定の基準を満たしていなければならない。

 

今回,オーストラリア出張のおかげで本場の果実を試食できた。もっとも,オーストラリアでは5月が旬らしい*ので,3ヶ月くらい貯蔵されたものだと推察するが,4ヶ月は貯蔵できる保存性の良い品種である。

味は良く,肉質も特有のぱりぱり感があり,おいしかった。

 

本品種は,APAL(Apple and Pear Australia Limited)という組織の管理下にあり,日本では「日本ピンクレディー協会」の会員にならなければ栽培ができない。リンゴの生産・販売における「クラブ制システム」の先駆けとしても話題になった品種である。

 

*http://www.dpi.nsw.gov.au/agriculture/horticulture/pomes/varieties/cripps-pink

 

 

 

2013年

8月

23日

タイ風マンゴーの食べ方

8月5日から11日まで,出張プラス休暇でタイ王国へ。

そこで出会ったユニークなマンゴーの食べ方2種類。

 

1つは「カオニャオマムアン」

 

蒸したモチ米にココナッツミルクをかけ,大きく切った成熟マンゴーとともに食べるスイーツである。

これがとってもうまい!

 

日本で見かける生クリームやアイスクリームと合わせるスイーツではマンゴーの美味しさが活きないが,この食べ方は成熟マンゴーの旨み酸味がうまく生かされた絶妙なスイーツと感じた。

 

さすが,トロピカルフルーツ王国タイ!

タイの青果物売場の様子は,ベジフル写真館でご覧下さい。)

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2013年

7月

04日

接ぎ木は成功だった!

4月初旬に接ぎ木した「毛涯かりん」の穂木からようやく芽が出た!

 

もともと庭の菜園の一画にカリンの実生苗を地植えしていたのだが,これを思い切って切断して台木とし,穂木を接いだものだった。

 

ところがこの3ヶ月,台木の芽はぐんぐん伸びるのに穂木の芽はいっこうに動きがなかったため,失敗かとあきらめかけていたのだ。

しかし,台木から伸びた新梢の合間に,いつの間にか穂木の芽が出ていてびっくり。

 

望みを捨てないでよかった(^o^)

 

貴重なカリンなので,大切に育てたい。

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2013年

7月

03日

2013年7月の菜園

半年以上たってのブログ更新。

この土地の言葉で「ずくなし」と言われてしまう状況。

ネタはいろいろあるのだけれど・・・

 

今年も例年通り,化学肥料不使用,無農薬での野菜栽培を試みる。

1歳の息子が土をなめてもOKの状態を貫きたい。

 

家の裏で収穫後の植物体や生ゴミ残渣を腐葉土のように堆肥化を試み,春の耕耘時にストーブの灰とともに混ぜ込んで養分にしているつもりであるが,今年の様子ではこれまでよりも生育が不十分に感じられる。

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2012年

12月

01日

マルメロの芳香蒸留水と赤いゼリー

マルメロのエキスを煮出すときの蒸気を蒸留して芳香蒸留水を作ってみることにした。煮汁を煮詰めていく時点で同時に得られるので,一石二鳥である。

 

得られた芳香蒸留水は,それなりによい香りである。まあ,使い道があるかどうか,疑問であるが。ちなみに,アロマオイルは得られなかった。

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